不登校になるという勇気ある決断

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オレは子供の頃からずっと、学校に行きたくないと思いながらも、ズル休みをしたことがほとんどない。

特に中学時代は、学校に行くことが、ものすごく苦痛だったけど、ほとんど休まなかった。

決してマジメだったからではない。

「不登校児にオレはなる!」という勇気がなかっただけだ。

それは、なぜか!?

不登校になれば、勉強に遅れが出てしまう。

内申点にも悪影響が出て、良い高校に進学できなくなってしまう。

そうすれば、大学進学にも悪影響が出るし、さらには就職にも不利になる。

将来のことを考えれば考えるほど、学校には行かなければならないと考えていた。

しかし…

割に合わない学校という苦行の場

このブログを書いているオッサンは、マジメに学校に通い、それなりに良い成績を取り、大学も卒業したのに、まともな会社に就職できなかった…

大人になってから、仕事もせずに何年間も引きこもっていたこともある。(今は自力でお金を稼げているが、生活スタイルは変わらずにほとんど引きこもりだ。)

はっきり言って、ダサいだろ?

もちろん、義務教育や高校、大学で学んだ知識のすべてが、無駄になったとは思っていない。

しかし、それでも、学校で削り取られた時間と精神を考えれば、あまりにも割に合わない。

ブラック企業を「すぐに辞める」という決断ができない大人を君はどう思う?

ここからは、いったん話は変わるが、君の将来のために読んでおいてほしいと思う。

このブログを読んでいる中学生の君でも、「ブラック企業」というのは、聞いたことがあるだろう。

長時間の残業を強制され、上司からは理不尽な暴言を吐かれ、ひどい場合には暴力も受ける。

ときには、犯罪行為に加担させられることもある。

しかも、給料は安い。

それが、ブラック企業だ。

そんな会社なんて、すぐに辞めてしまえばいいと多くの人は思うだろう。

それでも、ブラック企業で働く本人は、なかなか辞めない場合が多い。

社長や上司が怖くて「辞める」と言い出せないとか、すぐに会社を辞めたら次の就職先を探すときに不利になる…とか、理由は人それぞれある。

しかし、いちばんの原因は、「甘えるな!」という世間からのプレッシャーではないかと思う。

「最近の若者は、社会の厳しさを知らない!」

とか、

「まずは最低でも3年間、同じ仕事を続けなければ分からない!」

なんて、世間の老害たちは、無責任なことを言う。

ブラック企業で働く本人は、最悪の場合は死んでしまうほどに、心も身体も弱っているのに。

3年間もブラック企業にいたら、心も身体もおかしくなってしまう。

だいたい、なぜ「3年間は働いてみなければ分からない」のだろうか…?

この疑問に対し、正しい答えを導き出せる大人は、はっきり言っていないだろう。

ブラック企業かどうかなんて、せいぜい長くても3ヶ月働けば分かることだ。

それなのに、3年間もブラック企業を辞めてはいけないなんて、バカバカしいにも程がある。

ちなみに、このブログを書いているオッサンが大学を卒業したのは2003年、つまりは君たちが生まれるよりも前だ。

その時代から、何の根拠もなく、ずっと同じことが言われ続けている。

いいかげん、こんな古い価値観は、ぶっ壊さなければならないな。

耐え続けるな!変化を選べ!

さて、話を元に戻そう。

そもそも、なんで、中学生の君に「ブラック企業」の話をしたのか。

「ブラック企業で働く大人」と、「学校に行くことが死ぬほどツラいのに無理をして通学している君」の状況は、すこし似ていると思わないか?

ブラック企業なんて辞めたほうがいいし、学校を地獄のように感じているなら行かないほうがいいのだ。

不登校でも自宅学習という手段がある。

中学なんて、不登校でも卒業できる。

不登校からでも進学できる高校はあるし、通信制の高校に入学したっていい。

通信制の高校から大学に進学することだって、もちろん可能だ。(勉強さえ頑張れば一流大学にも行けるぞ!)

もちろん進学せず、個人で金を稼ぐための技術を若いうちから身に着けたっていい。

不登校だからって、将来に不安を感じる必要はない!

休まず登校したって、大人になってから成功できるとは限らない。(このオッサンのように情けない人生になってしまう可能性もある。)

それに、死にたくなるほど学校に行くことがツラいと感じている君が不登校になることを、オレは「甘えている」なんて全然思わない。

むしろ、無理をしすぎているんじゃないか…とても心配だ。

さて、このブログ記事のタイトルは「不登校になるという勇気ある決断」である。

しかし、オレは逆のことを考えながら、このブログ記事を書いた。

「もっと気楽に、不登校になってもいいんだよ。」

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